DC直列抵抗回路計算
図の直列抵抗回路の電流をもとめてみましょう
直列の抵抗は足し算で計算します
2[Ω]+3[Ω]=5[Ω]
10[V]÷5[Ω]= 2[A]
2[A]の電流がながれます
足し合わせた5[Ω]の抵抗値を合成抵抗といいます
オームの法則 | 電気を極める (den-kiwa.com)
DC並列抵抗回路計算
つぎに並列抵抗を合成してみます
並列抵抗は、下図のように考えてください
抵抗は面積が大きいほど小さくなります
ホースが太くなるイメージです
同じ抵抗が2つ並列になると単純に合成抵抗は1/2になります
下記の式となり、合成抵抗は 1[Ω]になります
流れる電流は、10/1=10[A]です
二つの並列抵抗の計算は、和分の積と覚えてください
※和分の積は2つの合成抵抗をもとめるときだけなので注意
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3並列以上の合成抵抗計算
逆数を足したものを逆数することで合成抵抗が求められます
1÷〇〇 を 〇〇の逆数といいます
直流抵抗計算例題
例題①
下の図のV₁、V₂、Iを求めよ
解答
V₁=4.823[V] V₂=5.172[V]
I=3.621[A]
解説
まずは、並列回路の合成抵抗R₁、R₂を求め
R₁とR₂の合成抵抗Rを求めます
合成抵抗
R₁=(4×2)/(4+2)≒1.333[Ω]
R₂=(2×5)/(2+5)≒1.429[Ω]
それぞれの合成抵抗の直列として
R =R₁+R₂≒2.762[Ω]
直列の電圧分圧は、抵抗に比例するので
抵抗の比率により各電圧を求めます
電圧
V₁= V×(R₁/R)
V₂= V×(R₂/R)
V₁=10×1.333/(1.333+1.429)≒4.83[V]
V₂=10×1.429/(1.333+1.429)≒5,17[V]
電流はオームの法則により電圧を合成抵抗Rで
割って求めます
電流
V/R
I=10/2.762=3.621[A]
以上
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