実数、虚数、複素数とは?
実数とは?
実数とは、虚数以外の数字です
グラフのx軸に並ぶ数字となり、有理数、無理数などです
※有理数 整数と整数の分数で表せる数
無理数 整数と整数の分数で表せない数
虚数とは?
虚数とは、2乗して-1になる仮想の値です
電気の世界ではjで表します
実数をx軸とすると、y軸に並ぶ数字になります
j²=-1
j=√-1
(j2)²=-4
j³=-j ※(-1)×j
-j×j=1
複素数とは?
実数と虚数を複合した式です
x(実数),y(虚数)をの交点となります
交流回路 抵抗、コイル、コンデンサーの電流
交流 抵抗(レジスタンス)回路の電流の向き
交流抵抗回では電圧と電流が同位相になります
交流 コイル(インダクタンス)回路の電流の向き
交流コイル回路では、コイルが電流を90°遅らせる性質があるため、電流Iは虚数-jの方向になります
※ コイルの性質はjの性質を持つため、Iはjの逆数の性質となり-jとなります
交流 コンデンサ-(静電容量)回路
交流コンデンサー回路では、コンデンサーが電流を90°進める性質があるため、電流は虚数jの方向となります
※コンデンサーはーjの性質を持つため、Iは-jの逆数の性質となりjとなります
交流 RLC回路
交流 RL直列回路
交流RL直列回路では、RとjXLの複素の性質があるため、
合成抵抗はRとJXLの交点方向となります
電流は、合成抵抗の角度θのマイナス方向-θとなります
RとjXLの合成抵抗の大きさは、√(R²+XL²)となります
交流RC直列回路
交流RC直列回路では、Rと-jXcの複素の性質があるため、
合成抵抗はRと-JXcの交点方向となります
電流は、合成抵抗の角度-θのプラス方向θとなります
RとjXcの合成抵抗の大きさは、√(R²+Xc²)となります
RC(L)回路の電流(ベクトル)計算方法
ポイント 実数と虚数を分離するために
(R+jXc)/(R+jXc)をかけます
分母の(R+jXc)(R-jXc)は(R²+Xc²)となります
※因数分解の公式 X²-Y²=(X+y)(X-Y)
j²=-1なので注意!
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